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    題名: 犢子部の成立と名称について──舎利壷に刻まれている諸聖者あるいは伝道師名に基づく
    作者: Maythee Pitakteeradham
    關鍵詞: 犢子部
    舍利
    論事
    阿育王
    日期: 2006-06-01
    上傳時間: 2010-12-16 11:13:54 (UTC+8)
    出版者: 南華大學宗教學研究所
    摘要: 本論の課題は、犢子部(Pāli;Vajjiputta, Sk; Vātsīputrīya)の成立について、犢子という名称をキーワードとして考察する。南北両伝の資料、考古学資料としての舎利壷に基づいて、また、学者たちの研究成果を加えて検討した。検討の結果は次のようである。Aśoka王の時代にサンガは混乱して、Kathāvatthuに上座部内の派閥が見られる。いくつかの地方僧団、あるいはグループ僧団は形成されたが、未だ上座部に帰属する僧団という意識を持っていたのである。地方僧団、あるいはグループ僧団の指導者の名称は舎利壷に刻まれている諸聖者、あるいは伝道師の名称との関係があると考えられる。彼らは仏教教理について見解が異なって、ついに、独立して、各部派となった。つまり そうしたことを考えて、指導者たちの中に、Vāchiputaという人物はVātsīputrīyā(犢子部)の開祖であることが推測できる。これは、 正量部の文献によれば、犢子部の開祖はVāts-īputraという高僧であるということと一致する。
    關聯: 世界宗教學刊
    7期
    顯示於類別:[本校期刊] 世界宗教學刊
    [宗教學研究所] 世界宗教學刊

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